ラベルには"Mouton Cadet"と記されるが、Cadetは末っ子の意で、Mouton兄弟の末っ子なのである。
兄弟の頂点は、彼の5大ボルドーの1つ「シャトー・ムートン・ロートシルト」(Chateau Mouton Rothschild)。最低でも20,000円はするだろう。つまり、ムートン・カデは愛すべき末っ子なのである。
もう一つ、1973年にボルドーの格付けを2級から1級へ押し上げたフィリップ男爵が末っ子であったことも掛けられているとか。
ムートン・ロートシルトはまた、毎年、一流の画家がそのラベルを飾ることでも有名だが、記念すべき1973年のラベルはあのパブロ・ピカソによる。
我らが末っ子ムートン・カデはこちら。金色の羊がトレードマーク。