2009-09-27

インドカレーに使うスパイス-スターアニス編

スターアニス。八角や八角茴香(ういきょう)とも呼ばれ、星のような形状をしている。
トウシキミ(唐樒、学名:Illicium verum)は、中国原産のシキミ科の常緑高木である。花は赤褐色で果実は香辛料になる。中国広西省南部とベトナム北部の国境に自生が見られ、中国南部や南部インド、インドシナで広く栽培されている[1]

特徴



トウシキミの実
果実を乾燥させたものはスターアニス八角(はっかく)、八角茴香(はっかくういきょう)、あるいは大茴香(だいういきょう)とも呼ばれる香辛料である。実の形は八つの角を持つ星形をしていて、アニスウイキョウに似た良い香りがあるためこれらの名がある。主に中華料理に使われ、他のスパイスと混ぜて「五香粉」として使われる[1][2]
また、成分のひとつであるシキミ酸インフルエンザ治療薬タミフルの合成原料のひとつとして使用されているが(2006年現在)[3]、直接果実を食べてもインフルエンザには効かない[4]


残念ながら、
「タミフルは、八角から抽出されるシキミ酸が主原料ですが、10回程度の化学反応を経て作られます。シキミ酸とタミフルの化学式はまったくの別物で、八角そのものには、予防効果は期待できないと聞いています」(タミフルの日本での製造輸入販売元・中外製薬)
ということである。
カレーを作る工程で、奇跡の化学反応が起きていると良いのだが。

さて、このスターアニス(八角)、非常に香が強く、
食べる際には注意が必要である。
誤って噛み砕けば、口の中は刺激的で何とも不思議な香で満たされる。

カレー以外では、中華料理で使われることが多く、煮込み料理の香付けに使われる。

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