2010-09-16

1:1、3:2、5:1

元の数字は 412:400、60:40、249:51。
民主党代表戦(Sep 2010)の国会議員、地方議員、党員・サポーターの投票数。
分かりやすい数字にすると、およそ1:1、3:2、5:1。

国会議員と党員・サポーターで、なぜこんなに差があるのか?

理由は「勝者総取り方式」("Winner takes all")。
  • 全国に300の選挙区がある
  • 選挙区ごとに投票が行われ、選挙区ごとに投票数に応じて勝敗が決まる
  • 勝った選挙区の合計数が、党員・サポーターの投票数となる
純粋な投票数を見ると
137,998 : 90,194 ≒ 3:2 となり、個人的には違和感解消!o_O/

おまけ。
同じ方式が採られているアメリカの大統領選では、
直接選挙を行った場合、人口の多い都市部に選挙活動が集中し、政策もその地域の有権者の意見を反映するものが選ばれることになり、人口密度の低い地域の有権者には不利になることが予想できる。これも現在のような制度が維持されている理由と考えられる。しかし、一般には建国当初の、各候補者の政見などの情報伝達も交通手段も著しく貧弱であった時代に発案された「信頼できる人を選んでみんなの代わりに首都に 行って大統領を選んでもらおう」という旧習が、最大の国家行事といえるがゆえに改変されることなく生き残っていると考えるのが妥当であろう。また、ほとん どの州が選挙人の「勝者総取り方式 ("plurality voting system"または、"Winner takes all")」を採用していることを考えると、大統領は国民が選ぶというより州が選ぶといった色彩が強く、「大統領は、本来独立している諸州のまとめ役たる連邦行政府の長」という建国当時の思想を反映しているとも言える。その選挙人勝者総取り方式を採用するかでさえ、各州の独自の判断にまかされている。
また、有権者の投票数の比が直接反映される制度ではないため、総投票数の高い候補者が、選挙人団を介した選挙では選出されないことになる可能性がある。

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