2010-02-13

薫り高き白酒!




中国で出会った白酒(バイヂュウ/バイチュウ)。
前回、その製法から中国版焼酎と表現したが、香りは日本酒に似ている。
似ているが、非常にシャープで桁違いに強い。

中華料理は勿論のこと、幅広い料理にマッチしそうだ。
世界は広いね!
白酒は「薫り高い」と表現されることが多い。たしかに芳香が強い酒であり、数十種類の香り成分を含んでいる。香りのもとは、酢酸エチルカプロン酸エチル乳酸エチルなどを主体とするエステルである。含有量は少ないが白酒独特の香りを発するエステルとして、酪酸エチル酢酸イソアミル吉草酸エチルなどがある。エステル以外に、香りと味の重要な要素として、エステルと分子構造の近いカルボン酸(有機酸)を含み、主なものは、酢酸酪酸カプロン酸乳酸である。これらの多くは日本酒にも含まれ、吟醸酒などの香りのもとになっているが、(乳酸などを除いて)含有量は少ない。

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